ベゴニアは可愛い?
近頃、散歩をしている時に植物を観察するようになりました。
1年ほど前から、福岡のラジオ局 LOVE FMの平日夜の帯番組「月下虫音」という番組を、暇を持て余した夜間などに、radikoのタイムフリーで聴取しています。
この番組のパーソナリティの太田こぞうさんが非常に生き物に詳しいのです。こぞうさんに感化され、僕も生き物について詳しくなりたい思うようになりました。
皆さんにお聞きしたいのですが、生き物に詳しい人ってなんだか優しい人のイメージがあると思いませんか?
月下虫音に加えて、BRUTUSの花特集(2019年4月15日号)にも大いに影響を受け、自宅の庭に生えている野草を摘んでは生けたりしています。この特集、花屋に行きたくなる素晴らしいものでした。
さて、月下虫音を聴き始めてからというもの、道端に咲いている植物や植えられている花を注意深く観察するようになりました。
写真のベゴニアは福岡市が現在力を入れている一人一花運動の企業花壇に咲いていた花です。僕は、ベゴニアに対して特に思い入れはなく、可愛い花だなぁくらいとしか思っていないのですが、僕の母はベゴニアがあまり好きではないのです。理由はその葉っぱにあるとのこと。植物に詳しくないので正しくはわかりませんが、この形ハスの葉っぱに似てると思います。ハスのように葉が大きい花が苦手なんですって。
母が小さい頃、実家にはベゴニアが大量に植えられていて、可愛いと思えなかったそうな。そんなことないのになぁ。
そんな母は、ビオラやパンジーが好きなのですが、僕はあまり好きではありません。ビオラはともかく、パンジーの大仰しく咲く感じが好きになれません。パンジーを大仰しいと思うのは僕だけでしょうかね。
やはり、人それぞれ、花にも好みがありますよね。
しかし、月下虫音の太田こぞうさんは生き物に好き嫌いはあるのだろうかとふと思います。あの、生き物への揺るがぬ愛情をお聞きする限り、どの生き物も分け隔てなく愛しているように感じます。
優しい人になるには、アガペーの心を見習いたいところですね。
“荘厳・流麗・恐怖” シンフォニックメタルの凄み
大学生活も終わりかけた2019年、ボサノバやジャズのピアノトリオなど穏やかな音楽ばかり聴いて幾分ひ弱になってしまっていますが、高校生の頃はインテンスな音楽にはまっていました。
クラシック音楽に限ると、今では、ピリスのショパンや高橋アキのサティなどの穏やかな演奏にはまっていますが、昔はハチャトゥリアン、ショスタコーヴィッチ、プロコフィエフなどの激しいクラシック音楽が好みでした。
高校生特有の何かにカウンターしたい気持ちの現れでしょうか。
青い思春期当時は、シンフォニックメタルにもとてもハマっておりました。
と言っても、詳しいわけではないのですが、Nightwish とWithin Temptationを聴くことは僕のストレス解消法の一つでした。
その中で好きなアルバムを一つずつ紹介致します。
まずはNightwish7作目のImaginaerum。
唄っているのは2代目リードシンガーのアネットオルゾン。
ホラー要素満載で初めて聴いたときは、恐怖を覚えた記憶あり。
全体的に暗い曲調なのですが、さすがシンフォニックメタル。デスボイスが苦手でも普通に聴けちゃいます。美麗な彼女のボーカルに完全に聴き入ってしまいます。
お気に入りは”scaretale”
その名の通りホラー曲です。初っ端から、なにやら不穏な子供のささやき声が。アネットの歌い方も怖い!
しかしながら、何かコメディを感じさせる点もあり。劇や、ミュージカルを彷彿させる面白怖い曲になっております。
Within temptationが2007年に発表した”The Heart of Everything”も素晴らしいです。
美しい声に激しい曲調がマッチしております。
ハードロック特有の掠れ・汚れた声が苦手な人でも、このような綺麗な歌唱であれば、好きになる人もいらっしゃるのでは?
4曲目“Our Solemn Hour”はイントロから厨二心を鷲掴みにします。途中に入るヴォカリーズは美しさ満点。このアルバムの中で最も白眉な一曲です。
隠れた名盤:滝沢 洋一 「レオニズの彼方に」
滝沢洋一氏は余程の音楽ファン以外には知られていないと言ってもいいでしょう。
しかし、この方、数多くのアーティストに楽曲を提供しています。サーカス、ブレッド&バター、伊東ゆかり、岩崎宏美などビッグネームな方々に良質な音楽を捧げています。
さて、彼の唯一のアルバム「レオニズの彼方へ」がサブスクリプションサービスで配信されていたので試しに聴いてみると、なんとも素晴らしいのです。
シティポップ人気の再燃に伴う再発だと思うのですが、これがサブスクでも聴けるとは。嬉しい時代ですね。
出色はハイファイセットに提供した「メモランダム」のセルフカバー。シティポップと歌謡曲の真ん中を狙ったような聴きやすい曲調です。
個人的に好きな曲は「ラスト・ストーリー」。
メロディは歌謡曲なのですが、アレンジがシティポップで洒脱に仕上がっています。
歌謡曲好きな僕にもヒットした素晴らしいアルバムでした。
おまけ
〜AWAの話〜
音楽を聴くという行動を専らサブスクで済ませてしまうことに最初は抵抗がありましたが、今では殆ど慣れてしまい、ここ数年はCDは数えるほどしか買ってません。
月1000円程度で世界中の音楽にアクセスできるのは昔は考えられなかったですよね。
僕は主にAWAというサービスを使っているのですが、これが非常に面白い。
自分の作成したプレイリストをアプリ上で共有して色んな人に聴いてもらうのも楽しいし、博識なプレイリスターたちのセレクトした音楽を聴くことにもハマっています。