“荘厳・流麗・恐怖” シンフォニックメタルの凄み
大学生活も終わりかけた2019年、ボサノバやジャズのピアノトリオなど穏やかな音楽ばかり聴いて幾分ひ弱になってしまっていますが、高校生の頃はインテンスな音楽にはまっていました。
クラシック音楽に限ると、今では、ピリスのショパンや高橋アキのサティなどの穏やかな演奏にはまっていますが、昔はハチャトゥリアン、ショスタコーヴィッチ、プロコフィエフなどの激しいクラシック音楽が好みでした。
高校生特有の何かにカウンターしたい気持ちの現れでしょうか。
青い思春期当時は、シンフォニックメタルにもとてもハマっておりました。
と言っても、詳しいわけではないのですが、Nightwish とWithin Temptationを聴くことは僕のストレス解消法の一つでした。
その中で好きなアルバムを一つずつ紹介致します。
まずはNightwish7作目のImaginaerum。
唄っているのは2代目リードシンガーのアネットオルゾン。
ホラー要素満載で初めて聴いたときは、恐怖を覚えた記憶あり。
全体的に暗い曲調なのですが、さすがシンフォニックメタル。デスボイスが苦手でも普通に聴けちゃいます。美麗な彼女のボーカルに完全に聴き入ってしまいます。
お気に入りは”scaretale”
その名の通りホラー曲です。初っ端から、なにやら不穏な子供のささやき声が。アネットの歌い方も怖い!
しかしながら、何かコメディを感じさせる点もあり。劇や、ミュージカルを彷彿させる面白怖い曲になっております。
Within temptationが2007年に発表した”The Heart of Everything”も素晴らしいです。
美しい声に激しい曲調がマッチしております。
ハードロック特有の掠れ・汚れた声が苦手な人でも、このような綺麗な歌唱であれば、好きになる人もいらっしゃるのでは?
4曲目“Our Solemn Hour”はイントロから厨二心を鷲掴みにします。途中に入るヴォカリーズは美しさ満点。このアルバムの中で最も白眉な一曲です。